日本のお正月に欠かせないおせち料理。この記事をお読みの方も、年末に向けて今年のおせちの検討を始めていることかと思います。
毎年デパート、ホテル、仕出し屋などが独自のおせちを作って販売していますよね。通販でも、おせち料理は年末の話題商品となります。ただ、おせちって、冷凍おせちと冷蔵おせち、どっちにするか迷っちゃいませんか?わたしは通販でおせちを買い始めた頃、迷っていました…。
そこでこの記事では、冷凍おせちと冷蔵おせちどっちにするか迷っている方向けに、冷凍・冷蔵おせちのメリットとデメリットを比較していきます。おせちを冷凍か冷蔵、どっちにするか迷っている方は、参考にしてみてください。
徹底比較!冷凍おせちと冷蔵おせちのメリット・デメリット
冷凍おせちと冷蔵おせちのメリット・デメリットを順番に紹介していきます。
冷凍おせちのメリット3つ
おせちを前もって購入しておいて、好きな時に食べられる
冷凍おせちの1番のメリットは、冷凍で日持ちすることです。冷凍状態であれば、何日でも鮮度は落ちないので、冷凍庫で長期間の保存が出来ます。だから、冷凍のおせちでしたら、自分の都合に合わせておせちの配達日を選べます。外出することの多い年末年始にはとても助かります。
近年は業務用の冷凍技術の進歩により食材の冷凍技術も進歩しているので、料理の鮮度もそのまま保つことが出来ます。販売店から配送先の自宅が遠くても、冷凍おせちであれば腐ってしまうことはありません。
例えば「レビューの多いここのお店のおせちが食べてみたいな」と思った時、冷蔵のおせちの場合、自宅からの距離を気にしてしまいます。店舗から距離が離れた場所に住んでいる場合は、配達日数がかかりすぎて鮮度が落ちてしまう可能性があるため、お取り寄せを躊躇してしまいます。しかし冷凍おせちであれば、鮮度を気にせず注文することが出来るのも嬉しいところです。
上品で薄味なおせちが多い
冷凍保存できるので、日持ちさせるために味付けを濃くする必要がありません。そのため、塩分が控えめで上品な薄味のおせちが多いです。素材の味を生かして、より自然な味付けになっている所も魅力です。
冷凍保存できるから、添加物や防腐剤を使っていないことが多い
冷凍のおせちは、製造後も冷凍保存しておくことが可能なので、防腐剤などの保存料を加える必要がありません。防腐剤などの保存料が入っていない方が健康にも良いというメリットがあります。
冷凍おせちは値段が割安のものが多め
おせちを事前に作り置きしておき、大量生産できることから、冷凍おせちの値段は冷蔵おせちに比べて割安な物が多めです。
例えば4~5人前のおせちで価格を比較すると、楽天で大人気「匠本舗」の生おせち「林裕人監修おせち超特大宝船」は22,000円ですが、同じく楽天で大人気「博多久松」の冷凍おせちですと同じ4~5人前でも15,800円とかなりの価格差になります。
※上記価格は2017/12/9時点のものです。
冷凍おせちのデメリット2つ
事前に解凍しておく必要がある
冷凍おせちは、食べる時間から逆算して何時間か前に常温で解凍する、もしくは冷蔵庫で解凍するという方法で解凍します。そしてこの冷凍おせちの解凍には、およそ12時間~16時間かかるとされています。おせちを食べよう!と思っても、解凍されていないと食べられません。
冷蔵おせちと違い、この解凍するのに時間がかかってしまうのがデメリットです。なお、冷凍おせちの解凍の方法は、冷蔵庫で解凍する方法と常温で解凍する方法があり、メーカーごとに違います。きちんと説明書を読んで解凍しないと、味に影響が出てくる可能性がありますので注意してください。
生の素材や食感が楽しめるものは少ない
冷凍おせちは冷蔵のおせちとは違い冷凍保存されて届けられるので、生の素材や食感を楽しめるものは多くありません。食材によっては、常温で解凍すると多少水っぽくなる場合もあります。
冷凍おせちのメリット・デメリットまとめ
冷凍おせちは
- 解凍する時間を考えて前もって解凍しておく必要がある
- 生の素材が味わえるものは少ない
とのデメリットがあります。でも一方で、
- 忙しい年末じゃなくて、事前の、時間がある日に受け取れる
- 上品で薄味のおせちが食べられる
- 保存料が少ないものが多いので、子供も安心
というメリットがあります。このため、年末に用事が立て込んで忙しくなりそうな人や、上品な薄味の味付けが好きな人には冷凍おせちがおすすめです。
冷蔵おせちのメリット2つ
解凍しなくてよいのでそのまま食べられる
冷蔵おせちは生おせちとも呼ばれ、届いたらすぐに食べられるので、味が1番美味しい状態で食べることが出来ます。冷凍おせちと違い、解凍する手間がありません。
新鮮な素材をそのままの風味・食感で食べられる
職人さんが作った料理を解凍せずに食べられるので、素材の風味・食感などがそのまま楽しめます。
冷蔵おせちのデメリット3つ
値段が高め
ご存じのように、年末年始は、食材の価格が高騰します。でも、冷蔵おせちは保存が出来ないので、冷凍おせちとは違い、作り置き出来ません。作り手側も、わかってはいても値段が上がった時期に材料を仕入れることになります。そのため、冷蔵おせちの価格はどうしても高くなってしまいます。
味付けが濃くなっていたり、保存料が入っている場合がある
冷蔵おせちは保存のために、味付けが濃くしてあります。また賞味期限を長くするために、保存料を使っている場合もあります。
おせちの配達日が限定されてくる
冷凍おせちと違い、冷蔵おせちは作った瞬間から鮮度が落ち始めます。だから、冷蔵おせちは、届いたら1~2日で食べきるようになっています。このため、配達日も12月30日と12月31日のみ、という店舗が多いです。年末の忙しい時期に、おせちを受け取るために家にいないといけないのはちょっと不便です。
また、30・31日に配達予約が集中してしまうため、店舗によっては予約が取りづらいこともあります。
冷蔵おせちのメリット・デメリットまとめ
冷蔵おせちは、
- 配達日が年末に限定されている
- 味が濃いめのものが多い
- 値段が少しお高め
というデメリットがあります。ただ一方で、
- 届いてすぐ食べられる
- 生の素材の風味をそのまま味わえる
というメリットもあります。『解凍するタイミングを考えるのが面倒!』というかたは、冷蔵おせちがおすすめです。
最終的に、主婦におすすめなのは冷凍おせち!
■冷凍おせちと冷蔵おせちの対比表
項目 | ||
---|---|---|
保存期間 | 冷凍状態なら数週間 | 1~数日 |
配達時期 | 比較的自由がきく | 年末の数日 |
味付け | 薄味 | 濃いめ |
価格 | 割安なものが多め | 高いもの多め |
その他 | 解凍に失敗すると料理が水っぽくなる
解凍に時間がかかる |
届いてすぐ食べられる |
冷凍おせちと冷蔵おせちのどちらにもメリット・デメリットはあります。でも、わたしと同じ主婦のかたには、『忙しい年末に、配達時間を気にしないでいい』『お値段が割安』ということから、冷凍おせちがおすすめです。冷凍技術の進歩のおかげで、冷凍おせちでも、本格的な味わいのおせちを楽しめますし。
冷凍おせちで有名なものは、
- おせち料理専門店 板前魂
- Oisixのおせち
- 博多久松のおせち
などがあります。今から、各おせちの内容をチェックしてみて、比較してみてください。年末に入ると忙しくなってしまいますので。
■参考記事